プロジェクト紹介

プライムデリカ(株)豊田第2工場 新築工事

衛生面の管理・室内温度の管理・結露対策等、難易度の高い施工を実現

プライムデリカ豊田第2工場は、プライムデリカ株式会社の東海地区での2番目の工場となり、セブンイレブン向けの惣菜・デザートを生産・出荷する工場です。

セブンイレブンの、急速な東海・北陸地区への出店による商品需要の増加に伴い、第2工場を建設した経緯があります。

プロジェクトのポイント

01POINT

5.5ヵ月という短い期間での竣工

本工事敷地場所である豊田市猿投町野入は、工事車両の進入口が1か所しか設置できなかったため、着工前から、綿密な搬入計画及び工程計画の立案が要求されました。尚且つ、選定できる仮設機材・仮設重機が限定されるため、仮設計画に関しても、慎重に検討する必要がありました。
また、矢作川沿岸水質保全対策協議会及び矢作川漁業組合との協議が長引いた結果、認可が延びたため、当初着工予定日より約1か月半遅れの着工となってしまい、5.5ヵ月という短い期間での竣工を余儀なくされました。 遅れを取り戻す為に、当初の工程計画の修正・綿密な工程管理を行うための日割り工程表の作成・人員管理・進捗状況の管理・出来高の管理等を実施しました。さらに遅れが生じれば、1週間単位で取り戻すべく厳しい工程管理を実施してきました。

02POINT

工事の進捗を工夫

工区を細かく分割(5分割)して、各工区で無理・無駄の発生しないように作業を行うことにより工事を進捗していきました。特に作業員の大量確保は困難という時期だったので、限られた人員で、尚且つ工事の遅れの無いように作業を行いました。
設計図書に明記されている内容に関しましては、時間の掛かる工法を時間の短縮ができる工法に変更する等を行いました。また、製作の日数が掛かるものに関しては、工事初期の段階から並行して製作に取り掛かる等を行いました。 当工事においては、設備工事のウエイトがかなり大きく、設備工事をいかに進捗させられるかが問題になっていました。そんな中で、建築工事を含む設備の外部工事を外部足場設置前に行いました。
また、内部工事においても、設備工事の配管・配線工事の多いエリアを設計図上から読み取り、設備工事が先行するエリア・建築工事が先行するエリアを決め、作業効率を上げて工事を進行していきました。

03POINT

施主・設計・施工の三位一体

「地域住民の方々は、非常に完成を心待ちにしている」との話を猿投地区の区長様を通じてよく伺いました。 毎月、月末の地区の総会で当工事の進捗の状況を説明する機会を頂き、近隣住民の方々からの苦情・要望等があれば、まとめてこちらに伝達して頂けて非常に助かりました。工事に対して協力的な方が多かったことも工事をスムーズに進めることが出来た要因だと思います

無事短い工期で竣工出来ましたことは、お施主様・設計事務所の方々の手厚いお力添えによって、施主・設計・施工の3社が三位一体となって完成に向けて力を注ぐことが出来た結果だと思います。

プロジェクト概要

工事名 プライムデリカ株式会社 豊田第2工場新築工事
工事場所 愛知県豊田市猿投町野入44番53
発注者 プライムデリカ株式会社
設計・監理 株式会社 カミムラ建築研究室
施工者 株式会社 塩浜工業
敷地面積 13901.35㎡,(4205坪)
建築面積 5845.94㎡,(1768坪)
延床面積 10566.03㎡,(3196坪)
構造規模 S造2階建

主なプロジェクト