発電所の安全を担う人材を育成
茨城県東海村に総合研修センターをもつ日本原子力発電株式会社が、敦賀地区に新たに建設した人材育成センターで、研修棟、訓練棟のほか、研修生の宿泊棟を備えている。
オーディオ機器が配置された教室のほか、研修室にはフルスコープシュミレーターなどの最新設備を完備。発電所の安全運転を担う人材を育成している。
施工には高い技術力が求められた
グラウンド跡地を有効活用するために、3スパンごとに角度が変わる平面計画を用意して、躯体から仕上げまでの施工を行った。
建物はS造、RC造、SRC造の3種類の異なった構造体からなる2階建(一部3階建)で、基礎工事では支持地盤を確実に捉えるため、ダウンサール工法を採用し、直接基礎から23mの深さまで杭基礎を打つ掘削を行った。
データ
作品名: | 敦賀地区新研修施設新設工事 |
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発注者: | 日本原子力発電 株式会社 |
設計者: | 株式会社 日建設計 |
所在地: | 福井県敦賀市 |
竣 工: | 2012年 |
施工内容: |
《研修棟・訓練棟》S造、地上2階建 《宿泊棟》RC造(一部SRC造)、地上3階建、延床8,771m² |